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H1〜H6の正しい階層と、やりがちな階層スキップ|見出し構造とSEOの関係を解説

Google Search Central の公式見解と John Mueller 氏の発言をもとに、H1〜H6の正しい使い方・階層スキップなどのよくある間違い・SEO評価ツールが見ているポイントを解説。見出し構造チェックリストも紹介します。

株式会社サードスコープ 開発部読了 約7分

titleタグやメタディスクリプションが「検索結果での見え方」を制御するのに対し、見出し構造(hタグ) は「ページを開いた後のコンテンツ理解」を支える要素です。

本記事では、Google Search Central の公式見解と John Mueller 氏の発言をもとに、H1〜H6の正しい使い方・よくある間違い・SEO評価ツールが何を見ているか を整理します。

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シリーズの流れtitleタグ メタディスクリプション 見出し構造(本記事)

見出しタグの役割——GoogleとユーザーへのW字構造提示

見出しタグ(<h1> <h6>)は、ページのコンテンツを階層的に整理するための HTML 要素です。Google Search Central の SEO スターターガイドでは「ページの内容を見つけようとする際に人が使うような単語をタイトルや見出しなど目立つ場所に配置する」と明記されており、見出しはコンテンツの主題をGoogleに伝える主要なシグナルのひとつです。

見出しには2つの受け手がいます。

  • Googleのクローラー:ページのテキスト構造を解析し、各セクションのトピックと優先度を判断する。H1が最も重要度が高く、番号が大きくなるほど下位の概念として処理される。
  • ユーザー:ページをスキャンして目的のセクションを探す。見出しがない、または平坦な構造だと読者はどこに何があるかを把握しにくく、離脱しやすい。

H1〜H6の基本的な使い方

html
<h1>ページの主題(1ページに1つが基本)</h1>

  <h2>大セクション①</h2>
    <h3>小セクション①-1</h3>
    <h3>小セクション①-2</h3>

  <h2>大セクション②</h2>
    <h3>小セクション②-1</h3>
      <h4>さらに細かい分類</h4>

  <h2>大セクション③</h2>

基本ルールは「番号の順序を守ること」です。H2 の下にはH3、H3の下にはH4というように、段階をスキップしないことが推奨されています。たとえば H2 の次にいきなり H4 を置くのは、アウトラインの論理的な整合性が崩れる典型的な問題です。

よくある3つの間違い

1. 見出しの階層スキップ

html
<!-- NG: H2の下にH4を配置(H3をスキップ) -->
<h2>SEOの基礎</h2>
  <h4>titleタグとは</h4>  <!-- ← H3を飛ばしている -->

<!-- Good: 順序を守る -->
<h2>SEOの基礎</h2>
  <h3>titleタグとは</h3>

Google の John Mueller 氏は「見出しの順序が正しくなくても致命的な問題ではなく、検索順位を直接下げるわけではない」と発言しています。しかし同氏は「見出しとコンテンツが明確な構造になっていれば Google がそれを理解するのに役立つ」とも述べており、SEOの観点だけでなくユーザビリティ・アクセシビリティの観点からも正しい階層構造が推奨されます。

2. H1の複数使用

H1 を1ページに複数置くことについて、Mueller 氏は「h1要素はページの中で好きなだけ使っていい。制限はない」と発言しており、技術的にはペナルティの対象ではありません。

ただし、実用上は 1ページ1つの H1 が望ましいとされています。複数の H1 があるとページのメインテーマが分散し、Googleが「このページは何についてのページか」を判断する際に情報が競合します。また、SEO評価ツールでは H1 が複数ある場合に減点対象とするものが多くあります。

3. 装飾目的でのhタグ流用

フォントサイズや太字を表現したいがために見出しタグを使うのは誤りです。見出しタグはコンテンツの意味的な構造を示すものであり、見た目のスタイリングは CSS で行うべきです。

html
<!-- NG: デザイン目的のH2 -->
<h2 style="font-size:12px;">注意事項(重要度は低い)</h2>

<!-- Good: 意味的な重要度に基づいて選択 -->
<p><strong>注意事項(重要度は低い)</strong></p>

H1とtitleタグの関係——SEO評価ツールが見ているもの

前の記事(titleタグの解説)でも触れたように、Google は検索結果のタイトルリンクを生成する際に H1 を参照ソースのひとつとして使います。したがって、titleタグとH1の内容が大きく乖離していると、Googleが予期しないタイトルリンクを生成するリスクがあります。

SEO評価ツールの analyzeStructure(見出し構造解析)や analyzeTitleHeadingsRelevance(タイトルと見出しの関連性)が評価しているのは主にこの点です。

チェックポイント望ましい状態
H1の数1ページに1つ
titleとH1の整合性同一でなくてよいが主題が一致
H2〜H3への展開titleとH1のキーワードがH2〜H3に自然に現れる
階層の順序スキップなし(H2→H3→H4の順)
hタグの意味的な使用装飾目的での使用なし

SEO以外の視点——アクセシビリティへの影響

見出し構造は、スクリーンリーダーを使用するユーザーがページをナビゲートする際の主要な手段でもあります。視覚的なデザインに関わらず、論理的な見出し階層が確保されていることはアクセシビリティの観点でも重要です。Googleはページ体験(Page Experience)をランキング要素に含めており、アクセシビリティとSEOは長期的に連動していく領域です。

論理的な見出し階層は、SEO・ユーザビリティ・アクセシビリティのすべてに効く「共通の土台」です。デザイン都合で階層を崩すのではなく、まず意味的に正しい構造を組み、見た目は CSS で調整しましょう。

まとめ:見出し構造チェックリスト

最後に、本記事のポイントをチェックリストとしてまとめます。

  • ページに H1 が1つだけ存在するか
  • titleタグとH1の主題が一致しているか(矛盾がないか)
  • H2〜H3にtitleとH1のメインキーワードが自然に含まれているか
  • 見出しの番号が飛んでいないか(H2の次はH3、H3の次はH4)
  • 装飾目的でhタグを使っていないか
  • 各見出しの後に対応するコンテンツが続いているか

自分のページの見出し階層やtitleとの整合性が適切かは、本ツールの SEOチェッカー で確認できます。階層スキップやH1の重複を検知し、titleと見出し構造の関連性もAIが判定して改善提案を返します。

参考・一次情報ソース